同県に2回も行くとは

2024年上半期の旅行記です。

その1 長野・小布施。3月、恒例の一人旅。

年末からの長期風邪がようやく治まり、円形脱毛症が発覚した頃、「湯治せねば…！」と、東京から近く混まない街・一人連泊できそうな温泉をと、小布施の小さな温泉街〈山田温泉〉へ。

長野電鉄に乗ったら9割外国の人（欧米人）でビビりました。ここ海外？くらい。そういえば、この先に地獄谷野猿公苑があるのか！と思い出す。数年前に姉と行ったな〜。

泊まった《風景館》は、創業250年の歴史ある旅館。全体に古さはあるものの、館内はリニューアルされてカフェのような広々ロビーに、清潔感のあるお部屋。

湯治というほどではないですが、2連泊してたっぷり癒されてきました。

雪深い3月、夜の露天風呂は極寒の上暗くて見えないしでスリルだった笑

日中は街の共同浴場をはしごしようと思ったが、1つは休業、《大湯》はとりあえず入れたが、洗い場のカラン全てが使えないとのことで（このカランが木でできてて面白い）ざぶーんと10分くらい入って出るだけに…。

私は旅館で朝風呂入った後スタッフに教えてもらってたのでよかったが、知らない常連さんは「洗えないの！？困ったわ…」って感じでした。その週末から工事で休業って書いてあって、限界だったんだろうなぁ。

食事は2日ともヴィーガンをチョイス。美食目的じゃなかったのであっさりでいいやと思ったが、ボリュームがすごくて太りました笑　野菜侮れん！　

風景館のスタッフの方、みなさん気さくで、ロビー歩いてると声かけてきます。閑散期で宿泊客が5組くらいしかいなかったのも良かった〜。大浴場独り占め♪

帰りは、小布施駅から徒歩圏内の「北斎館」など、街を軽く散策。駅から近いけど、大雪の中徒歩はきつい！

北斎の肉筆画が収められており、特に「東町祭屋台」「上町祭屋台」 の天井絵は圧巻でした。

北斎と小布施の動画などもわかりやすく、やはり来館者の7〜8割は外国の方。

昨年、両国の「すみだ北斎美術館」も行きましたが、それぞれの見せ方の違いなど面白いですね。

小布施と言ったら「小布施堂」、そのほか栗菓子を求めて「竹風堂」なども。どれも建物に風情があり、歩いてるだけで楽しい。

その2 長野・穂高。6月、人と。

こちらも前回同様、コロナ感染後の療養目的で、旅行欲が湧いたため計画。なんか今年は長野に惹かれるため、2度目の長野！

長野、広いですね〜。茨城と似た感じで、まずエリアを絞るところから…。

穂高といえば連峰ですね。膝が悪いので山は登りません 笑

今回は奮発してちょい高級旅館＋観光を楽しむことに。

古民家旅館の《にし屋別荘》、一日5組限定で、閑散期平日のせいか、この日は4組でした。

いろいろ心配点があったのですが、結果すごい良かった〜〜〜。古民家なのでちょっと階段多めですが、非常に落ち着く。

お部屋の雰囲気、アンティークの調度品や料亭風の夕食、オーナーさんのこだわりが随所に！というのをひしひし感じる。お部屋の名前も「伊万里」「益子」といった焼き物の名前だったり。

泊まってから知ったけど、吉永小百合のサインが！

なんだか、他に泊まってる方はご常連のような落ち着いた雰囲気…私たち不似合い！？とヒヤヒヤしましたが、スタッフの皆さんは本当に気さくで親近感があり、気取ってない。

お風呂は貸切タイプでしたが、朝風呂以外は待つこともなく、独占できるのも最高〜。

翌日は観光。

穂高駅から近い「碌山美術館」は、彫刻に詳しくなくても、美しい建物を見学するだけで楽しい。

重要文化財にもなっている有名な『女』などは、美術の教科書で見た記憶がある人もいるのでは。

超快晴で、スマホで撮るのが惜しいほど。しかし一眼レフとか持ってたらアート女子だな。

事前に予約したワークショップで、錫のペーパーウェイトを作りました。カワイイ！！そして講師の方がすごいイケメンだった笑（おじさんおばさんかと思ってたよ！）写真を載せたいけどやめておきます笑

その後、そこから車で10分ほどの「大王わさび農場」へ。

こちらは、黒澤明の映画「夢」で有名になった撮影地でもあります。数年前にBSで観たことがあり、タルコフスキーの「惑星ソラリス」好きの私は最終話の水草のシーンは特に印象に残っていました。

ここが撮影地とは知らず、穂高観光を調べている中で知り、びっくり！行くしかないとなりました。

駅からアクセス良なこともあり、レストランや川下りなど、かなり観光化されてました。入場無料なのがすごい！

肝心のわさび畑は、時期的に黒いビニールで覆われていてつまらなかった上、30度近い快晴で日焼け止めも日傘もうっかり忘れたので、全体にあまり写真を撮れなかった。

そして、最後に水車が回る川へ。映画を知らなくても、郷愁あふれる風景には心が奪われます。この後2週間近く、頭の中でバッハのあの曲が流れ続けました…池辺晋一郎先生、すみません。

朝食でお腹いっぱいだったので、わさびソフトクリームやわさびコロッケ、わさびおやき、わさびビールなどの軽食を。わさびの特徴は感じられず美味しいとは思わなかったが、トイレとかきれいでOPPの私には観光地化されているのはありがたい。周辺わさび農家には不評みたいですが…。

映画は時間がなく事前に再予習はできなかったので、帰ってきてから復習。おぉ〜ここだここだ、「大王わさび農場」って出てる！笑（撮りそびれ）

楽しかったな〜

長野、移住したいかも！？